みんな泣いていた
03年11月22日(土)晴れ。午後1時50分。味の素スタジアム。
入場開始を待つ列は、いつもより確実に長かった。
みんな青赤のマフラーを首に巻き、今日の勝利に胸を弾ませ、時間を待つ。
2時20分ようやく、ゲートをくぐりスタジアムへ。
ゴール裏中心部は、もう隙がなく、バックスタンドに近い席をようやく確保できた。
スタジアム内を歩くとホーム最終戦らしく、ファンクラブテントに選手がいたり、もリ上がっていた。
3時55分サポーターソングが流れる。
と同時に、いつもと違うビデオがスクリーンに流れた。
そう、アマラオがこれまで活躍したシーンが、次々に映し出されるのだ。
さすがに参った。
この時点で歌も唄えず涙ぐんでしまった。
4時05分。壮絶な試合は開始された。
東京をホームとするチーム同士のダービーとあって、ベルディも強いサッカーを展開する。
なんとしてでも勝ちたいFC東京は、必死の攻めを繰り返すも、いつものようなパスが通らない。
戦いは後半に。MFの三浦を下げ、FWの阿部を投入。
この攻撃的布陣が功を奏し、FC東京が1点を先取。
しかし、40分過ぎに守りを固めるため、右サイドの石川に換え、ボランチの浅利をいれる。
その後一瞬リズムが崩れたところをベルディに得点され万事休す。
そのままタイムアップを迎え、スコアは1−1のドロー、優勝は消え去った。
試合終了後、セレモニーがあった。
原監督の挨拶のあと、選手全員がスタンドを周った。
そして、最後まで途切れぬアマラオへのエール。
スクリーンに映し出されたアマラオは、涙で顔がグシャグシャになっていた。
周囲のサポーターもみんな泣いていた。
13年間FC東京の大黒柱としてチームを支えてきたアマラオは今シーズン限りで退団。
3万人のサポーターが泣いた。
ほんとにアマラオやめちゃうんだ。
このセレモニーをみて、実感してしまった。
翌週の柏戦、そして、天皇杯。なんとかして、勝って欲しい。
あわよくば、元旦の国立でアマラオが階段を上がる姿を見たい。
悔いの残らぬよう残り試合、全部応援する!
ア・マ・ラ・オ! ア・マ・ラ・オ!
(2003.11.22 「Shuji’s Diary」より抜粋)
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