ホノルルセンチュリーライド2004日記


Day 4: 本番、センチュリーライド初挑戦!


真っ暗なワイキキビーチからカピオラニ公園へ。
スタート地点はオレンジ色の街灯に照らされ、
その下をたくさんのサイクリストたちがうごめいている。

僕らは、しばしプレステントに控え、スタート時間を待つ。
スタートゲート前では、恒例のフォトセッションが行なわれている。
そう、JALが仕込んだとびっきりの美女=客室乗務員の皆さんを撮影するため。

6時前にスタートラインへもぐりこむ。
それにしても参加者が多いのなんの。
3000名が一斉にスタートラインに並んでいるのだから無理もない。

関係各位の挨拶の後、スタートとなる。
ゆっくりとペダルを踏みこみ、160kmの旅がはじまった。

ダイアモンドヘッドの海側を走りぬけ、ハワイカイを通過すると最初の急坂へ。
といっても距離が短いのでスタンディングでこぐ。
この坂で軽く100人は抜いただろうか。
快調な滑り出しで、最初のエイドステーションのサンディビーチへ。

バナナ食べて、ドリンク飲んで、お腹いっぱい。
ちょっとだけ取材をして、先を急ぐ。

サイクルコンピュータをみると、平坦路では30km/h以上で走れている。
それは自分のペースよりやや速そうな人や集団をみつけ、その背後についているため。
こうして、けっこうな距離を楽に速く走り抜けることができた。

50分ほど走るごとにエイドステーションが現われる。
これは休憩するタイミングとしては絶妙で、疲れすぎず、早すぎずいい具合に休めた。
しかも、エイドステーションには、
バナナやクッキー、ドリンクがふんだんに用意されている。
そのたびに、胃袋に入れていたもんだから、ハンガーノックの心配もなし。
そして、エイドステーションを次々にクリアしていった。

右手に美しい海が広がる。
参加者の多くは、エメラルドグリーンの海をバックに記念撮影をしている。
しかし、ハワイ歴18年の僕には見慣れた風景。
自転車でやってきたとはいえ、新鮮味がないのが残念だった。
雨の多いオアフ島東側で晴れていることに違和感を覚えながら、
50マイルポイントの折り返し地点へと到着した。

エイドステーション前のセブンイレブンで
「スパムむすび」とダイエットコークを購入。
アミノバイタルを飲み、ボトルのドリンクを補充し、ゴールを目指す。

帰り道は、風景も覚えているし、ひたすら走るのみ。
とはいえ、体は徐々に疲れてくる。
あまりペースがあがらなかったため、適度に速い集団はもういない。
ゆえに、自分が先頭になって走らざるを得ない。
そうやって走っていると、いつのまにか後ろに2〜3人の日本人がついている。
彼らは、きまって先頭交代してくれないから困っちゃう。
そんなときは、少々きつくてもペースをあげてブッちぎるようにした。

そうこうしているうちに、何組かの速い集団に追いつき、
見知らぬ彼らと一緒にゴールへと近づいた。

最後の下り坂の途中で止まり、携帯電話でカメラマンに連絡。
「これからゴールしますから、ばっちり撮影してください!」って。
そこから約5分、160kmのゴール前には、カメラマンが20名ほど並んでいた。

笑顔でゴールに入ると
「すみません、ピンがあまそうなんで、もう1回」
とカメラマン。
その他大勢のカメラマンの前で、やむなくヤラセゴールを演じてしまった。
お恥ずかしい。
ふと空を見ると、ダイアモンドヘッドに、またしても美しい虹がかかっていた。

ゴール後、完走証明書と記念Tシャツをいただく。
プレステントへ戻ると、すぐそばで忌野清志郎さんがインタビューを受けていた。
汗の具合から、そんなにタイム差はなかったようだ。

しばらくすると、仲間の2人が次々とゴール。
みな、充実した笑顔で帰ってきた。
なぜか自分がゴールしたときより心が熱くなった。

1年越し、念願のホノルルセンチュリーライドを無事完走。
思い描いていたよりも、あっさりと終わってしまった。
体は十二分に疲れているのだが、
不思議なことに、「もっと走り続けたい」と感じていた。
それだけ、心地よいライディングを楽しめたってことか?

ホテルへ帰り、ともに走りぬいた自転車を掃除し、
再び段ボール箱へパッキング。
明日はもう東京か。


   
photo by KUMA



Day5&6へ続く

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